高梨農場さま見学 ~三浦の冬野菜を味わう&「三浦ダイコン物語」のお話~
12月13日(土) 神奈川県三浦市にて
VFC神奈川2008年度12月交流会が行われました
午前中は、高梨農場さまへの見学会です
園主の高梨雅人さんの栽培されるお野菜は大変有名です
野菜にこだわる評判のレストラン様からのオーダーを受けたり、
TV、雑誌・新聞など数多くの取材も受けられています
もちろん、野菜ソムリエなら、一度は畑に訪れるといわれています
三浦はぽかぽかの陽気でしたが、丘の上に吹く風は冷たく
これから訪れる冬の本番を思わせます
そんな中、22名の参加者が集いました
主な栽培品目・品種や、三浦でのダイコンの栽培品種の移り変わりやエピソード
高梨さんの野菜への思いなどお聞きし、皆メモを片手に熱心に耳を傾けます
お話の後は、食べ比べです
今回は12月ということで、なんと!
ダイコン15品種
ニンジン6品種
キャベツ
ビート3品種
もの品が、並べられました
太陽の光を浴びてキラキラ輝くお野菜は、美術館の芸術品か宝石のようです
皆、もちろん写真撮影も熱心に行っております
○ダイコン
三浦(黒崎三浦)
青首(耐病総太り)
理想
聖護院
レディサラダ
小桜
淡桜
紅しぐれ
天安紅芯
江都青長
黒丸
黒長
からいね赤
からいね
カザフ辛味
○ニンジン
金時(博多金時)
五寸(ベータリッチ)
ホワイトサテン(白)
イエローストーン(黄)
パープルスティック(皮が紫)
パープルパープル(皮も中身も紫)
○キャベツ
ルビーボール(紫キャベツ)
○ビート
デトロイトダークレッド
黄色
チオジアピンク
「淡桜が甘くて美味しい」「聖護院のみずみずしさはやっぱりいい!」
「三浦ダイコンはやっぱり肉厚で食べ応えがある」
などコメントが飛び交い
皆それぞれの五感を研ぎ澄ませて味わいます
ニンジンは、黄色い品種や白い品種に注目が集まりました
また、「パープルパープル」や「パープルスティック」などは
甘みがあってニンジンが苦手な人でも食べやすいという意見が多かったです
ビーツは色鮮やかな渦巻きが気になるところです
この渦巻きは、茹でても淡く残るそうです
ダイコンもニンジンもキャベツもビーツも、すべて生。
冷たい風が吹くなか、皆そろそろ体も冷えてきたころに・・・
高梨さんの妹さんが、茹でたビーツを持ってきてくださいました!
茹でると甘みが出て食べやすいので、後半の人気はコチラに集中しました
畑の様子を見たり、質問をしたりとあっという間の2時間でした
直売所でお気に入りの野菜を購入し、バスで三浦海岸駅へ移動です
高梨様には、お忙しいところお時間とお話をいただき、
野菜も綺麗にご用意いただき、本当にありがとうございました
この後は、もう一つのお楽しみは「菜蔵」でのランチと、
コミュニティメンバーで県農業技術センターにお勤めの成松さんからの
「三浦ダイコン物語」のお話です
「菜蔵」は、笠間さんご夫婦で経営されている、
三浦の採れたて野菜を味わえるお店
奥様は野菜ソムリエで、やはりメディアに
数多く取り上げられている、評判の美味しいお店なのです
貸切のランチコースをオーダーしました
○三浦の朝採れ野菜のサラダ
○はちのこのフライ
○ご飯、お味噌汁
○自家焙煎のコーヒーまたは豆腐アイス
奥様から、三浦でとれる「はちのこ(まぐろ)」の説明がありました
お腹もいよいよ空いてきます
運ばれてくるお料理に舌鼓みを打ちながら、
成松さんの 三浦ダイコンの移り変わりの歴史やたい肥、害虫防除のお話など
興味深く耳を傾け、またもあっという間のランチタイムになりました
また、今回は神奈川県の農産品販売戦略課長の河合様ご夫妻が
オブザーバーとして参加されました
最後に河合様からご挨拶と
今後のコミュニティとの協力などについてお話があり
来年も更にコミュニティ活動が活発になりそうな予感に
メンバー皆うれしく、会を終えたのでした
「菜蔵」の笠間様には、週末のお忙しいところ
貸切でご対応いただき、誠にありがとうございました。
その後、成松さんのお誘いで
農業技術センター 三浦農場への見学に希望者で参加しました
成松さん、貴重なお話と資料をいただき、ありがとうございました。
多くの方々のおかげで、とても有意義で幸せなひとときが過ごせました
記: ベジタブル&フルーツマイスター 佐藤雅美
以下は参加メンバーからの感想です
---
○天候にも恵まれ大盛況でした。
高梨雅人氏とご尊父の信一氏、私にとり初対面ではありましたが、
いろいろ通じるところがあり、楽しい出会いでした。
お二人の「百姓」としての誇りと寛容のこころに感動しました。
○大根は日本で品種改良が進んだ、とても重要な野菜のようです。
一般には青首大根プラスアルファーくらいしか流通していませんが、
先人が大事に育てた各種大根のDNAは貴重なのだと思います。
だからこそ、高梨さんはかくも多種類の大根を栽培していらっしゃるのでしょう。
ただ、むやみに種類が多いのでなく、そうした価値をふまえてのことと思います。
今回の交流会は多くの大根を最高の鮮度で試食できたこと。
大根は日本が世界に誇れる野菜であることを知ったこと。
VFC神奈川の皆さんと野菜料理を楽しめたこと。
などなど・・・大成功です。
成松さん、高梨さん、有り難うございました。
○先日はとても有意義な一日を過ごさせていただきありがとうございました。
私自身今回の交流会は、初めての活動でしたので、とてもわくわくしていました。
まず、高梨農場直売所に着いて、珍しい野菜がたくさん並べられているのを見て、
とても驚き、食べ比べでは、いろいろな形や色のダイコンやニンジン、ビーツを
食すことができ、改めて野菜の素晴らしさ、奥深さを感じています。
そして、活動の第一歩として、記念に残る素晴らしい体験をさせていただきました。
本当にありがとうございました。
○まず、ずらっと並べられた色とりどりの大根、人参、ビートたちに感動しました。
見たことのない品種ばかり!
ありきたりの感想ですけど、同じ大根でも味の幅が広いですね。
私は、大根の葉っぱをごま油で炒めて味付けしたものをご飯と混ぜて食べるのが
大好きなので大量に作りました。
本当にお忙しいところありがとうございました。
○お忙しい中、お時間を割いていただきありがとうございました。
立派な三浦だいこんに対面することが出来て嬉しかったです。でも、遠くない将来に
その市場出荷が2日間になってしまうかもしれないとのお話。レアな存在になってしまう
こと、とても重く受け止めました。
「大根の酢味噌和え」(人参も入ってます)を作ってみました。特に珍しくもありませんが、
私のお気に入りです。
暖かい陽射しの中で、カラフルな野菜たちととても楽しい時を過ごすことができました。
ありがとうございました。
« 2008年11月9日秋の収穫祭とさつまいものレシピコンテスト | トップページ | NHK文化センター12月20日 »
「【活動レポート】」カテゴリの記事
- 【川崎で援農し隊 2020】8月1日 高津区 木所農園(2020.08.08)
- コミュニティ公式企画 「野菜×スパイス」講座(2020.01.20)
- 藤田農園さんでの麦踏み体験と野菜の収穫体験(2020.02.28)
- 2019年 万福寺人参プロジェクト 片倉町にて始動!(2019.08.31)
- 2019年7月 カフェトスカ 地産地消レストランイベントに行ってきました!(2019.07.14)
最近のコメント