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2019年7月24日(水)藤田農園「トマトケチャップ作りと試食」体験イベント

横浜、日吉・高田町で、代々農業を営んでいる藤田農園さん。

お父様の代から野菜作りに絞って約50年、
ご自身が関わられてから約40年だそうで、現在は息子さんも一緒に営まれているそうです。
「息子は息子でやりたいことがあるみたいだから・・・」と息子さんの意見も尊重する素敵なパパさんでもあります。

藤田さんの農業の師匠である「小泉さん」のぼかし肥料を続け、
時代のニーズに応えながらも、安全で安心して食べられる野菜作りを行っていらっしゃいます。
そんな素敵な農園さんで、今回は第3回目となるケチャップ作りを開催するということで参加してきました。

今回の流れは、参加された皆さんで、
各自お持ち帰り(量り売り)するトマトを数種類採らせてもらう収穫体験→藤田農園さんで作っている野菜等販売→トマトケチャップ作り→試食を兼ねた倉橋さん作の美味しいランチをいただくということで、贅沢な時間を過ごしました。

参加者は東京コミュニティの方、一般の方も含めて11名。
藤田さんの軽快なお話から始まり、藤田農園スタッフの花田さんから、
イベントの流れの説明を受け、いざビニールハウスへ。
Photo_20190807151901 
(かごと持ち帰り用の袋を持っています)

この日はビニールハウスに入ってから、雷も遠くで鳴って少雨も降りましたが、直接打たれることはなく、
試食の頃は天候も回復し、日差しが強いくらいでした。
私は前回参加させてもらった、麦踏体験に続く参加でしたが、今回も終始和やかで、賑やかでした。

さて、最初のビニールハウスは桃太郎ファイト。
桃太郎シリーズの中でも最も大型で、糖度が特に高い品種。
病害にも強いので、家庭菜園でも育てやすいそうです。
Photo_20190807150201

そして次のビニールハウスが華クイン。皮が薄くて、果肉はジューシー。
酸味と甘み、青臭さも含んでの全体の味わいをバランスよく感じるトマトです。

Photo_20190807150203
次のビニールハウスには、左半分にパプリカ、右半分にキュウリ。
赤く色づいたパプリカがたわわに実っている様子を見ることができました。

Photo_20190807150207 Photo_20190807150204

パプリカは今年初めて作ったそうですが、びっくりするような肉厚の大きなものができます。
本来のやり方では、追熟で色を付ける方法がとられていることを当初は知らず、
完熟するまで待ったところ、上の方の実が大きく育ってくれず、収量がいかないとのことでした。
いずれは1本あたり10個ほど実をつかせるのが理想とか。又、きれいな色をつけるにはどうしたらいいか、
などと思考錯誤しながら作っているというお話をしてくださいました。

このパプリカはとても人気があり、ひきもきらず問い合わせがあるそうです。
以前はあまり口にしなかった藤田さんも、このパプリカは大好きだそうです。
それにしてもこんなに大きく、綺麗な巨大パプリカができることに、一同感動しました。

パプリカの苗の上に、黄色の紙が均等にぶら下がっていました。
藤田さん曰く、ハウスのシートのメッシュも通過してしまう“コナジラミ”が発生し=ウイルスを持って媒介すること、
又、作業時にも衣服に汚れをもたらす等、不快感を与えるため。
ただし、横の列のきゅうりは粘性の面にくっつきやすいので、背の低いパプリカの上での「ハエトリ紙」で対応しているそうです。

5月頃、今年は冷夏となる模様、という話を聞いた為、きゅうりは路地での作りの一部をやめて、
初めてトマトのハウスだったところで作るようにしたとか。
トマトの後の土壌は肥沃。藤田さんの大好きな薔薇作りの方式を取り入れ、苗を5本仕立てにしたそうです。
1本1本だと樹勢が強すぎるが、5本とすることで樹勢が弱り、
ちょうどよい加減となるとか。苗が1/5量で済み、収量が増えることがメリット。
3番目と4番目のハウスは中に入ってトマトを収穫させていただきました。

シシリアンルージュ(高糖度、調理向きだが、小粒のために手間がかかる)、
トスカーナバイオレット、アイコ&イエローアイコ(一般的な人気品種で皮が硬め、甘味は少なく、中のゼリーが少ない)、
イエローミミ(口コミで広がり、作る農家が増えている)、小鈴、フルティカ、
そして神奈川県推奨品種トマトでもある「湘南ポモロン」。
の名前の由来が気になり、ネットで調べたところ、育成地の「湘南」、イタリア語でトマトを意味する「ポモドーロ」、
そして果実の形から「ロング」を組み合わせて黒岩知事が名付けたそうです。
(調理向きトマト、あまり販売されていない=水を毎日与え続けなければ、カルシウム不足によりお尻が黒くなるなど、
手間がかかるため、生産者が作りたがらないそうです。)

※耳より話:3年ほど前に、TV朝日「食彩の王国」からの取材依頼の声掛かりがあったそうです。
テーマは「カリフラワー」好きな番組なのでぜひ受けたかったが、折しもカリフラワーの無い時期で、
お断りせざるを得なかったとのこと。
7月20日に放映された湘南ポモロンを取り上げた内容で、また爆発的に売れるかも♪と。。。
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覚えているだけでも8種類、それに黄色・赤など色違いをあわせていくと10種類以上のトマトにふれることができました。
藤田さんが実際に出荷するトマトは、はさみで実の1-2cm上の枝を切って収穫をし、出荷しているそうです。
へたで果肉を傷つけないように収穫し、袋詰めしていくわけですから、非常に手間のかかる繊細な作業。

参加者の皆さんも、このご苦労を肌で感じつつも、
「節の部分(画中、ココ、と書いてある部分)を軽く押すととれるよ」と、
教わった方法で収穫をさせていただきましたが、「ほんとに簡単!」、と笑いが上がります。

また、生産者としては、育苗は大変手間がかかることであり、好きでないとできない、とも話されました。
嬉しいこともあります!
先日開催した親子さん向けの自然教室では、トマトが嫌い!と言っていた子供10人のうち、
4人が食べられるようになって帰ったとのことです。

11時頃には皆さんが持ち帰るトマトの収穫を終え、納屋へ戻りました。
今年の小麦も無事、強力粉になったそうで、色々な野菜類も販売してくださいました。

さあ、メインイベントのケチャップ作り開始です。

今回は3種類のケチャップを作り、
倉橋さんが作ってきてくれた湘南ポモロン・ゴールドのケチャップを含めた4種類の試食をしました。

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    (桃太郎ファイト)                                        (シシリアン・ルージュ)

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(華クイン)               (参加者の様子)

ヘタをとってざく切りしたトマト(2kg×3種類)を事前に鍋にいれて準備してくださっていたので、
火にかけるところから実際にスタートしました。へらでかき回しながら強火で15分ほど煮ます。
柔らかくなったら、ざる(ムーラン)で裏ごしし、もう一度鍋に戻し、1/2量まで煮詰めます。
今回は①桃太郎ファイト②シシリアン・ルージュには、すりおろした玉ネギ(50g)とニンニク(10g)、
砂糖(40g)酢(20cc)、塩(10g)、胡椒少々、バジル(生葉1枝程度)、
粉唐辛子(小さじ1/4)を加えて煮詰めました。
③華クインはスティックシナモン(1本)、グラニュー糖を加えて煮詰めました。

フツフツと若干飛び散るほどの火加減で、さらに1/2量になるまで30分ほど煮詰め、
へらで鍋底に線が引ける程度にとろみがついたら完成です。

華クインは他の品種に比べるとさらさらと水分が多く、へらも軽く感じました。
シシリアン・ルージュは濃度が高く、へらの運びが一番重たかったです。
実際に完成したものがこちらです。
色の違いがなかなか分かりにくくて、少し明るめに撮影したら4種類の色が違うのはわかるでしょうか。

Photo_20190807150904

左から湘南ポモロン・ゴールド、桃太郎ファイト、華クイン、シシリアン・ルージュ。
華クインは、甘い味わいで、ケチャップというよりはヨーグルトやお菓子などにかけたら美味しそうなソースに仕上がりました。
食べ比べてみると味わいの違いがはっきりと出て面白かったです。
人気があったのは湘南ポモロンと、シシリアン・ルージュでした。

倉橋さんが一つのサンドイッチになんと卵4個も使った卵サンドと、
フライドポテト、そして、チキンナゲット、ボランティアスタッフの方が作ってきてくれたズッキーニの漬物で、
ランチタイムが始まりました。

13時頃のお開きとなりましたが、最後まで藤田さんの野菜トークが面白く、また野菜愛を感じた半日でした。

また、来年2月には麦踏み体験も開催される予定ですし、ぜひ7月はトマトケチャップ作りも開催してほしいです。

藤田農園さんのHP、是非ご覧ください。

http://fujitafarm.jp

また、チョクバイサイトの「横浜日吉 藤田農園」もご覧ください。

https://choku-buy.com/

藤田ご夫妻、花田様、倉橋様、スタッフの皆さま、大変お世話になりました。
参加された皆様、素敵な癒しの時間を一緒に過ごせて嬉しかったです。ぜひ、またご一緒できればと思います。

Photo_20190807150905

レポート・写真: 野菜ソムリエ 田中 香奈

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