震災関連 活動方針メッセージを採択しました
震災関連活動方針について
メンバーの皆様。
4/23総会にて決議しました、震災関連活動方針について、メッセージ、ご意見をありがとうございました。
下の通り決定いたしましたので、お知らせします。
この原案は、メンバーの高崎順子さんによるものです。
その他お寄せ下さった皆様も素晴らしい案を、本当にありがとうございました。
また、提案に対するご意見もいくつかいただきましたので、
それを参考に、メッセージの背景として、更に下を合わせて採択したいと思います。
団体として何が出来るのか、はっきりと打ち出せるわけではないのですが、つながりを大切にしたいと考えますので、今後もご理解ご協力お願い申し上げます。
なお、これらを含めた総会議事録は、改めてお送りいたします。
この方針をぜひ皆様も心にとめて、活動して下さいますようお願いいたします。
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『eat with a smile ・
~明日を信じて、笑顔の食卓を取り戻そう~』
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東日本大震災により、多くの場所から『笑顔の食卓』が失われました。
被災地では、さっき昼ご飯を食べたばかりの食卓そのものが、家族の命もろとも失われたり、時には好き嫌いを言いながら、それでも自分で選んで食べていたものが、与えられたもの、空腹を満たし命を長らえるためだけのものに変わってしまったり…
地震、津波の被害を免れた地域でも、原発事故にともなう、放射性物質の野菜果物への影響によって、食品に対する不安が高まり、食卓を巡って様々な葛藤や対立が生まれています。これは単に野菜果物の放射性物質そのものの汚染にとどまらず、人と人との関係にも大きな影を落としています。
なぜなら、継続的な土壌汚染と汚染物質による被曝、それらの人に対する影響についての情報が、あまりにも複雑なため、正しく理解すること自体が困難であることに加え、例えば、原発の是非に代表される単純な対立構造に阻まれて、疑心暗鬼になり対話すら出来ない状況が生まれがちだからです。
これまで経験することのなかった、このような状況の中、私たち野菜ソムリエにはいったい何ができるのでしょうか…また周囲の人々から、何を期待されるのでしょうか…そして、何をしたいのでしょうか…
私たちYSCKは、年齢も仕事も、家族も、主義主張も異なる様々な個人の集まりであり、それはそのまま社会の縮図ですから、誤解や対立、混乱を避け、互いに沈黙することも可能です。けれども、震災以降のML上でのやりとりや炊出し支援、募金などを通して、私たちが愛する野菜果物が、命を支えているだけでなく、暮らしを豊かにしてくれるなど、様々な価値があることを再認識しました。また、それらの価値を伝えるために、例えば情報への接し方や、科学的な根拠の大切さについても学び合っています。
そこで、今回の活動方針では、「明日を信じて」の部分で、明日という希望が持てるよう、人と人として互いに信じあうという前提を共有し、その上で、長くなりそうな事態と根気よくつきあいながら、「笑顔の食卓を取り戻す」ため、積極的に学び、悩み、考えて、選択し、困難を乗り越えて行動する、という意味を込めたいと思います。
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以上
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